ロサンゼルスにはびっくりするぐらいたくさんの博物館があります。アートや音楽、スポーツから民族史まで数えるとキリがないのですが、今回はその中でも『科学』の博物館についてご紹介します。
ロサンゼルスまで来て、科学の博物館?と思うかもしれませんが、ここでしか見ることのできないものがたくさんあります。特に一番の見どころは、世界に4つしか現存しないスペースシャトルの1つであるEndeavour!
というわけで、実際に訪れて、見て、感じてきました!是非ご一読ください!
カリフォルニア・サイエンス・センター
カリフォルニア・サイエンス・センターはダウンタウン南西部にあり、その名の通り『サイエンス』について展示しています。
Harbor Freeway and Transit Wayを走るMetro Silver Lineを37th St Transitway Stationで降り、西に進めば飛行機の展示品が見えてきます。そこを更に西に進んでいくとセンターを見つけることができます。
カリフォルニア・サイエンス・センターは、概ね3つのパビリオンがあり、それぞれ全く異なる『科学』テーマについて展示しています。「Ecosystems」、「World of Life」、「Creative World」。つまり、「環境」、「生命」、「人工物」、です。
この記事では、筆者が特に楽しめた「Ecosystems」を中心に、それぞれのエリアの魅力を紹介させてもらいます。
Ecosystems
ここでは、環境の厳しさや美しさについて学ぶことができます。
まずはムービーで地球上の環境についてダイナミックに紹介されます。これがなかなか臨場感があり、これからのエリアに期待が持てます。
次に「島」の動物たちがどのように生態系を築いているかを知るエリアに訪れます。島の熱帯魚や爬虫類を観察し、また珍しい生物の標本などを観賞できます。鳥類がどのようにエサを獲るかを体験できる子供向けのアトラクションもあり、家族連れの方はよく楽しめるでしょう。
その後、「Endeavour Introduction」を訪れました。スペースシャトル「Endeavour」の軌跡や関わった人たちの努力、そして宇宙空間での生活について紹介しています。(宇宙空間ではトイレに座るだけでも一苦労!)
次に紹介するのはExtreme Zone、つまり極限環境のエリア。人間の住むことが難しい砂漠や極地、深海について学ぶことができます。砂漠の暑さや深海の圧力を体感できる装置があり、かなり刺激的な体験ができます。
階段を降りてアトリウムから別館へ向かうと、メインの展示物であるEndeavourを間近に見ることができます。大きなスペースシャトルを実際にすぐそこに感じることは、大きな乗り物が大好きな少年心を大きく揺さぶりました。また、コックピットなどもモニターを通じて見ることができるので、これもまたオススメです。
他にもEcosystemsにはいくつかの見所があるので、是非実際に訪れて楽しんでみてください!
World of Life
ここでは、人体の器官や生きていく上でのエネルギーなど、生命活動に関する紹介が行われます。
人間と他の動物の脳の大きさ比較や、大きな神経細胞を模したモニュメントなど、ここでしか知ることのできないことがたくさんあります。
特にLife Tunnelというゾーンは楽しめました。このトンネルはムービーを用いて生命に関する様々なトピックを次々と展開していきます。
Creative World
ここでは人々が生み出した人工物について展示しています。
例えば車のエンジンだとか、炭素分子の結合によって異なる素材ができるだとか、あるいは耐震設計についてどうなっているかだとか。
身近なものですが、知らないことはたくさんあります。それを体感することができる一番のチャンスとなるでしょう!
ここは体験型の展示品がいくつもあり、友人や家族と訪れることで一層楽しみが増えます。例えば、地震シミュレーションや橋建築など。1人では少し寂しいかもしれません。
他にもVRを用いた体験型アトラクションやIMAXの映画など、ここでは紹介しきれないアトラクションがたくさんあります。
カリフォルニア・サイエンス・センターではおおよそ3時間ほど楽しむことがでるので、朝からカリフォルニア・サイエンス・センターに行き、昼食を食べ、午後は自然史博物館やダウンタウンでショッピングなどを楽しむ、といった1日も如何でしょうか 。